ポールが邪魔問題の解決策
2021.03.20
前回の記事、「ヘキサライトを買ってみた」内でも触れましたが良いところだらけのヘキサライトの数少ない欠点「ポールが邪魔」問題の解決策をご紹介。これでひろびろ快適空間に生まれ変わりますよ。
1.二股で問題解決
二股というとパートナーがいるにも関わらず他所にも恋人をつくっちゃう、よろしくない行為のイメージがあります。問題解決どころか問題を生むきっかけになちゃいますよね。ですがご安心を。テントにおける「二股」とは幕を支えるために柱の役割をしているポールを二股化させることなんです。
2.二股にするとこんなに快適
あの柱がなくなるだけで物や人の配置の自由度が格段に向上します。動線的にも、出入りの際に柱を避ける必要がなくなります。ちょっとした違いなんですが一度体感すると、この快適さに感激すると思います。
3.二股ポールの材料
だれが最初に思いついたのかは存じませんが、SNSの流行で便利な情報はすぐに広まります。「二股ポール」「二股化」「二股 自作」などで検索すればいろいろな方法がたくさんでてきます。様々なワンポール、ツーポールシェルターがありますがどれも基本的な考え方は同じです。ヘキサライトで行う場合は今回紹介する通りの寸法で問題ありませんが、違うテントで行う場合もお持ちのテントにあった寸法に変えるだけで出来上がります。
必要な道具は、寸法を工夫すれば電動ドリル・ドライバーだけで大丈夫です。寸法によってはパイプカッターが必要になってきます。また、見栄え良く仕上げるのであればリベッターを使用します。CAMELは今回リベッターを購入しましたが、正直リベットである必要は感じませんし、他に使用用途も思いつきません。なるべく安価に作るのであればビス留めで充分です。
では材料の紹介です。
YAZAKI
イレクターパイプ 300mm 2本
イレクターパイプ 900mm 8本
イレクターパイプ 1200mm 4本
イレクターメタルジョイント 2個
パイプつなぎ金具 8個
イレクタージョイント ゴムインナーS 2個
イレクタージョイント ゴムアウターAセット 4個
あとはビス、もしくはリベットがあれば作れます。上記寸法はヘキサライトでポールを3本継ぎ、かつパイプをカットしたくない場合のものです。他のテントの場合や、一節ごとの長さを変えたい場合は違う長さのポールを準備するか、自分でカットして長さを変更してください。また、ワンポールテントの場合は必要な材料がこれの半分となります。
4.二股ポールの作り方
では実際に作っていきましょう。
まずパイプの継ぎ手になる部分にパイプつなぎ金具をつけます。パイプの抜き差しは可能にしつつ金具の紛失防止のためつなぎ金具の片側だけを固定します。金具を挿入した状態で下穴を開けビスで締め付け、もしくはリベッターでリベットをかしめます。
次にメタルジョイントに300mmパイプを通し、上部にゴムインナーを装着します。この丸い部分で幕を持ち上げることになります。ゴムインナーを付けていないとパイプの角で幕体を突き破ってしまうので必ず付けてください。
仕上げに一番地面側になるパイプにゴムアウターセットをつけます。これを付けないとパイプの中に土が詰まってしまいます。さらにガイロープ用の穴を開けてガイロープで輪を作ります。設営時はこの輪をペグダウンすることで幕の重量に負けて二股がどんどん開いていくのを防止します。
あとはパイプを繋げれば完成!
5.ちょっと一工夫
ここまではネットで検索すればよく紹介されている代表的な手順です。CAMELはこれにもう一手間加えることで設営をより手軽に、そして便利に使用できるようにしています。二股ポール改と呼ばせてもらいます。その方法は二つの二股をつなぐ「棟」を通すことです。こうすることでポールだけで自立するので設営がかなり簡単になります。また棟部分にはランタンやハンガーを架けることができるのでより利便性が向上するのです。
通常の二股にするだけで純正よりはだいぶ重量増となり、積載も嵩張ります。棟を加えることによる重量増はもはや誤差の範囲です。どうせやるならここまでやったほうがいいです!本当におすすめです。
6.実際に建ててみよう
通常の設営ですと、幕を地面に広げて角をペグダウンし内部から2本のポールを建てて完成です。そして普通の二股の場合は、この通常の設営をした後に純正ポールから二股ポールに差し替えるのが一般的です。
ですが二股ポール改では手順ががらっとかわります。
まず、二股ポールを2節まで繋ぎ組み立てます。その状態で棟ポールで連結し骨組みを自立させます。
ここで初めて幕をバサっとかぶせます。地面に触れることも最小限に抑えられますので雨天時にも汚れを気にせず設営できますね。
幕を被せたら残りの節を繋ぎフリージョイントのボルトをしっかりと締めて、各部のペグダウンして完成です。
7.あなたも二股で快適空間を
一般のユーザーの工夫から広まった二股化。今ではメーカーも純正で二股用の部材を販売する程でその利便性はお墨付きです。
自作できる自信がない、純正品を使いたいという方は以下の商品がおすすめです。
ニーモ純正品だと二股部分5300円×2とポール6100円×4(跳ね上げ用含む)で合計35000円(跳ね上げ用無しでも22800円)となります。今回購入したイレクターの部材はトータルで約13000円でしたので結構な価格差があります。
「安く済ませたい」「自作が好き・得意だ」という方もいれば「自作はちょっと自信が。。。」「純正品に拘りがある」という方もいると思います。
どちらにせよ、ここでCAMELがお伝えしたいこと、それは
「二股サイコー!!!!」
ポールテントをお使いの皆様、あなたも二股で快適空間を手に入れてください。