CAMELのキャンプデビューのお話
2020.07.20
- コラム
- サラリーマンキャンパーが送る外遊びのすすめ
- アウトドア
今から5年前、2015年の夏。CAMEL一家はキャンプデビューをしました。キャンプを始めるに至った経緯や、当日の様子を振り返りつつこれからデビューされる方へのアドバイス等をお伝えします。
CONTENTS
1.キャンプとの出会い
2015年のとある日。仕事帰りに本屋さんによった際、テントが表紙の雑誌が目に留まりました。何気なく手にとってページをめくるとたくさんのキャンパーさんのキャンプスタイルが特集されていました。そして思ったのが「キャンプってめっちゃおしゃれじゃん! 楽しそう!」ということ。気づけばその本を持ってレジに並んでいました。
家に帰り妻と一緒にその本を見ました。妻もCAMELと同じ印象だったようで、そこから我が家のテント選びが始まりました。
2.道具もそこそこにキャンプデビュー
例の本との出会いから約3ヶ月経った8月8日。CAMEL一家は義妹一家も巻き込んで念願のキャンプデビューを果たしました。揃えた道具はテントとLEDランタンと焚き火台。火器はシングルバーナーではなく、もともと持っていたロードトリップというガス式のBBQグリル。椅子もホームセンターで買った500円くらいのアウトドアチェア。食器や調理器具は予算がなかったので家で使っているものを持っていきました。寝袋は会社の組合が福利厚生の一環で貸し出してくれたのでそれを持っていきました。
3.いきなりすべての道具を揃える必要はない
本当は食器も調理器具も寝袋もすべて買ってデビューしたかったのですが、今振り返るとその必要は無かったと思います。例えばひとくちにヤカンやフライパンといっても、キャンプスタイルによって相性のいい製品は異なります。
アウトドア用は主にコンパクトに収納できること、軽いことに特化されている傾向が強いです。積載に問題がなければむしろ使い慣れた家庭用の方が失敗がないかもしれませんね。見た目は多少気になりますが。。。
自分達のスタイルが確立される前から「とりあえず」で揃えてしまうと、結果的に「なんか違うな」と感じながら使う羽目になってしまいます。
始めは家にあるもので代用が効くものは持っていくと無駄な買い物が減らせます。キャンプ場によってレンタルしているところもあるのでそういったサービスも積極的に利用しましょう。
4.なにはともあれデビュー
キャンプデビューした場所は、周南市の『新平ヶ原公園キャンプ場』です。常駐している管理人さんもいない山の中にあるフリーのキャンプ場です。ここでは先程述べた様な道具のレンタルはありませんので、初心者のデビュー戦には少し無謀だったかな、とも思います。ですが特に大きなトラブルもなく、きれいな星空も拝むことができ最高なキャンプデビューを果たせました。
大きなトラブルはなかったものの、こうしておけばよかったなという反省点はいくつかありました。そういった点を踏まえてこれからデビューされる方へのアドバイスを。
5.衣類はよく考えて
夏とはいえ山の中のキャンプ場は夜中は思っているより気温が下がります。暑い昼間のイメージで衣類を準備していたので半袖半ズボンしか持って行っておらず寝るときに寒い思いをしたのを覚えています。また、日中も自然の中ですと虫が多くいますので肌の露出は極力減らしたほうが良いでしょう。涼しい機能素材のタイツやラッシュガードなどがお勧めです。海や川があれば濡れることもありますし、お子様がいる場合は芝や泥でこれでもかという程汚してきてくれます。予備の着替えは多めが吉です。
予備の衣類はキャンプ道具の収納袋に詰めれば即席のクッションや枕にもなりますよ。
6.思わぬ怪我に備えよう
CAMELは当時準備していませんでしたが、これから始める方に強くお勧めするアイテムにファーストエイドキットがあります。消毒、絆創膏、包帯、テープに加え毒虫に噛まれたときのためにポイズンリムーバーもあれば安心でしょう。
出典:amazon OHKEY ファーストエイド キット 救急セット ポイズンリムーバー 登山 アウトドア 防災 救急箱
出番が無いにこしたことはありませんが、虫に噛まれたり怪我をした際にもこうしたものを一式備えておけば落ち着いて対処できますし安心感がちがいます。
7.ペグは丈夫なものを
テントやタープに付属しているプラペグやピンペグはびっくりするほど役に立ちません。こんなものならはじめから付属させずに価格を下げてくれたらいいのに、、、、といつも思います。折れたり曲がったりして硬い地面に入っていきませんし、すぐ抜けてしまうことも多いです。(プラペグはやわらかい砂地には効きますが)
理想はスノーピークのソリッドステイクに代表される鍛造ペグ。コンクリートも砕く頑丈さです。タープのメインポール用に40cm、それ以外に30cmのものを準備しておくと安心でしょう。ただ、本数を揃えようとすると意外と値が張ります。そこでおすすめがキャプテンスタッグのペグです。CAMELもデビュー時からしばらくお世話になりました。今はソリッドステイクを買い足したので使ってませんがまだまだ問題なく使える状態です。
出典:amazon スノーピーク(snow peak) ペグ ソリッドステーク
出典:amazon キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) ペグ 25cm テント・タープ部品 スチール丸棒ネイルペグ
8.キャンセル・中断する勇気を
CAMELはこれまで様々な季節で、いろいろな気象状況の中でキャンプをしてきました。そうした経験を通してキャンプで一番怖いのは風であることを学びました。外遊びにおいて雨は天敵と思われがちですが、設営や撤収、その後のメンテナンスが大変なだけで意外と雨音に癒されたりしてそれはそれで楽しいです。ですが風は危険です。大きな面積の布で構成されたテントやタープは風が吹けばかなりの力を受けます。強風で布地が破れてしまうことが考えられますしペグが抜けるとタープやテントは倒壊したり飛んでいったりもします。そこで焚き火やバーナーの火に触れれば簡単に燃えてしまいます。抜けたペグがロープに付いたまま暴れれば凶器です。大切な道具が壊れてしまえばせっかくの楽しいキャンプが台無しです。それだけでなく、命に関わる危険性もあります。
準備万端でむかったキャンプ。なかなかキャンセルや中断するのは難しいです。ですが、事故が起こってからでは遅いです。風が強い日にはキャンセル・中断する勇気は常に持っていてください。
9.まとめ
最後は少し怖いことを書いてしまいましたね。ですが、これらはCAMELがこれまでの経験を通して学び今では実行していることです。梅雨が明けたらデビューしようと考えている皆様! もう少し続くこの雨のシーズン中にしっかりと計画を立てて来るべき日に備えましょう!