オリジナリティ溢れるサイトをつくろう!
2021.06.16
流行りのアイテムはネット上の情報ですぐに知ることができます。そしてそのまま通販サイトで「ポチっ」。それだけであっという間に手元に届く便利な時代。ですが、そうやって最新アイテムを揃えていざキャンプ場へ行っても周りも同じようなサイトばかりではなんだかがっかりですよね。
カスタム、流用、自作にオーダーメイド。CAMELがオリジナリティあるサイト作りのために取り入れている方法をいくつかご紹介します。
1.方法①カスタムしてみる
既製品を買ってきて少し手を加えるだけでも、それはもう立派な一点モノ。製品として形を成しているものを少し加工するだけなので不器用な人にも敷居が低いかと思います。仮に見栄えよくできなくても、自分だけのアイテムであれば愛着も増しますよ。
CAMELが最初にやってみたのはチェア、ベンチの座面の張替えです。当時は生地の型取り、裁断、縫製まですべて行う必要がありました。ですが今では専用の張替えキットも発売されていますのでそれらを利用するのもおすすめですよ!
チェア、ベンチはこれまで色々なものを使ってきましたがこいつは今でも出番が多いお気に入りです。
他には塗装やステッカーによるカスタムも定番でしょうか。全体の色を変えて一気にイメチェンしたりステッカーでワンポイントをいれたり。手間のわりに効果の大きいカスタムなのでおすすめです。
2.方法②自作してみる
自作にもいろいろあります。溶接やレザークラフト、裁縫、木工。CAMELは家を建ててからDIYで木工をする機会が増えたのでキャンプ道具を自作するときも木工が多いです。
焚火を囲む囲炉裏テーブルが欲しくて、安価な合板で作ってみたのが上の写真のものです。部品点数が多く精度が要求される加工もあったのでかなり大変な作業でした。丸のこやトリマーなどの電動工具を使いなんとか形になりました。ホームセンターによっては工作室や電動工具の貸し出しをしているところもあるのでそういったサービスを利用するのもよいかもしれません。
そうは言ってもいきなりそんな大掛かりな物はちょっと、、、という方にお勧めなのが天板の自作です。
キャンプ道具の積載には箱状のものを使うことが多いと思います。その蓋がフラットであればテーブルとしても活用できて一石二鳥です。CAMELが愛用する収納ボックスはスノーピーク社のシェルフコンテナ25というものです。こちらにはもともと蓋がありません。現物にあわせてちょうどいい寸法(開口部より一回り大きい寸法)を計測して板を切り、ずれ防止の引っ掛かりをつけるだけで出来上がりです。
3.方法③流用してみる
キャンプ用のアイテムでなくても、雑貨屋さんやホームセンターを見て回ると意外とキャンプにしっくりくるギアと出会えることがあります。ただ、どこでも買えるアイテムだとSNS等の情報でみんなが買ってしまい結局かぶりまくる結果になっちゃいます。そこでおすすめなのが、アンティークショップやリサイクルショップ、古道具屋さん等です。一点モノが多く、すでに味が出まくっているので、少し取り入れるだけでもサイトの雰囲気が一気にあがりますよ。
CAMELのサイトを特徴づけてくれているアイテムにオカモチ(けんどん)があります。ラーメン屋さんやうどん屋さんの出前で見かけるアレです。正面の蓋をあけることでそのまま棚としての機能を果たせるので魅せる収納ができますし、モノの出し入れもかなりしやすい優れものです。
下松市にある『大久保古道具店』で見つけたのが船で使われる紅燈とよばれるランプ。一味違う存在感を放つランタンとして使えます。左が購入時の状態、右はお酢とスチールウールで磨いてあげた状態です。真鍮なので磨けば簡単に輝きを取り戻します。
ほかにも、ブリキの米びつも見つけました。こちらは収納ボックス兼テーブルとして。
光市にある『selectbase』さんで見つけたのは昔の鉄道で使われていた信号灯。こちらは小さなテーブルランタンとして活躍しています。
こうしたお店へは何か目当ての物を探しに行くより、ふらっと入って運命の出会いを果たすことが多いです。
宝探し感覚でこういったお店を巡ってみてはいかがでしょうか
4.方法④オーダーでつくってもらう
「こんなアイテムが欲しい」「ここをこんな風にしたい」という思いがあっても自分で作ったりするのは自信がない。。。そんな方はオーダーという方法もありますよ。
CAMELが愛用するランタンにTILLEY X246Aというものがあります。それ自体珍しいアイテムではあるんですが、もう少し個性を出したいという思いがありました。お洒落な旧車の給油口でたまに見かけるタンクエプロン。給油時にノズルから垂れる燃料でボディを汚さないためのアイテムですね。それをランタンにつけたいと考えましたがレザークラフトのスキルは皆無。そんな時、近所にレザー製品のお店『Hearty』さんがあることを知り遊びに行きました。
お店の詳細は記事を読んでいただければ伝わると思いますが、一点一点気持ちを込めて作られたアイテムを見て、こちらにお願いしたら間違いないと確信し製作を依頼しました。
出来上がったアイテムがこちら。小さなパーツ一つで格段に雰囲気が良くなりました。
5.まとめ
キャンプの楽しみ方は千差万別。サイトの彩り方にルールやセオリーなんてありません。
キャンプブームでキャンプ人口が増え続けている昨今、流行にとらわれ過ぎるより個性的なアイテムで一味違うサイト作りを楽しんでみてはいかがでしょうか?
「こんなアイテムもキャンプに使えるよ!」「このお店のアイテムもキャンプで使えそう」「こういう工夫でオリジナリティだしてるよ!」といった声も聞かせていただけるとうれしいです。
(※記事で使用している写真はコロナ以前のものなので、マスクを着用しておりません。)