田布施町からおいしいパンを届ける『レザンジュ』

2021.11.12

突然ですがパンを食べると本当に幸せな気持ちになりませんか？
まるっとしたあんぱん、具がぎっしりつまったサンドイッチ、フルーツの甘みが際立つデニッシュ、結局シンプルが1番！と思える食パン・・・。
挙げだすとキリがありません。
無類のパン好き、ライターのなっちゃんが今回ご紹介するのは『レザンジュ』。
山口県田布施町にあり、130年以上地域の人に愛されてきました。

1.昔から変わらないおいしさ

田布施町にお店を構える『レザンジュ』。
平日の11時頃に伺うと、パンを抱えて帰ってくる人がたくさん。
家族でいつも買いに来られる方、ひとりでしんしんと悩まれる方、お孫さんと来られる方・・・。
幅広い年代の方に愛されている『レザンジュ』。
お店から出てくる人はみんな幸せそうな表情を浮かべています。

創業1888年と130年以上も続いている歴史のあるパン屋さん。
「地域の皆さんに喜んでもらえる」ことを大切に今日もパンを焼かれています。

店内に足を踏み入れると焼き立てのパンの香りがふわっとします。
思わず「良い香りですね～」と伝えると、「11時がパンの種類が１番多いので、より良い香りがするんだと思います」とのこと。
お店の中をぐるっと眺めてみると種類の多さに驚きました。
200種類以上のパンがずらりと並んでいます。

定番の食パン、あんぱん、クリームパン、季節商品のデニッシュ、ベーグル、カレーパン、ハード系・・・。
本当にたくさんのおいしそうなパンたちが並んでいます。

『レザンジュ』は地元の人に愛されるだけでなく、ここのパンを目当てに車で30分以上かけて来られる方もいらっしゃいます。
「買いに来られたお客さまがパンの種類が少なくてがっかりしてほしくないので、定番商品から少しニッチなものまで幅広くご用意しています」とスタッフの方が話してくださりました。
豊富な種類と手に取りやすい価格の『レザンジュ』。
昔から変わらず愛され続ける理由がよくわかりました。

2.田布施の真ん中にあるパン屋

『レザンジュ』では山口県産や、田布施の特産を使ったパンも人気商品の1つです。
特産であるいちじくを使ったデニッシュは秋の味覚を感じます。

他にもファンが多い『牛乳食パン』。
水の代わりに牛乳で仕込みをすることで柔らかい食感を楽しめます。
使っている牛乳は山口県の『秋川牧園』のものです。
牛乳食パンと並んで人気のある『ブルーベリー食パン』。
田布施の特産であるブルーベリーをふんだんに使い生地に練り込んでいます。

『レザンジュ』では山口県産や田布施の食材にこだわって使われています。
その理由はある想いからでした。
田布施町の真ん中にお店を構える『レザンジュ』は「ただパンを売るのではなくパンを通して田布施町の良さや特産を伝えていきたい」という想いがありました。
そんな気持ちがしっかり伝わってくるパンは地元の人だけでなく、少し足を伸ばして買いに来られる方からも愛されています。

3.昔ながらのパンと新しいパンと

昔から変わらない味を届ける中で、「新しい味も楽しんでもらいたい」と流行を取り入れたパンも販売されています。
SNSでの発信にも力をいれて「インスタグラムを見て初めて来ました」という方も増えているそうです。
今回は巷を賑わせている『マリトッツォ』をご紹介します。

まるっとしたフォルムにふわふわの生クリーム。
一目見ただけでおいしい！ということが伝わってきます。
『レザンジュ』の『マリトッツォ』も午後には全て売り切れてしまうほどの人気です。
クリームが溢れんばかりに入ったイタリア名物『マリトッツォ』。
現地では朝食として楽しむことが多いそうです。

わたしも定番のプレーンをいただきました。
口を大きく開けてガブリ。
「あぁ～クリームがはみだす。幸せ」でした。
こんなにたっぷりの生クリームを頬張ったのは久しぶりです。

何よりサンドしているブリオッシュがおいしいです。
甘すぎず、ふかふか、でも食べ応えのある食感。
『ブリオッシュ』がおいしいので、甘さのある生クリームが引き立ちます。

他にもコーヒーパウダーの苦みがアクセントになる『ティラミス』（写真右端）、さっぱりとした『リモーネ』（写真左端）もおすすめ。
どれも上品な甘さなので、濃厚な生クリームが苦手な方でも楽しめるはず。
皆さんはどの味が気になりましたか？

コロンとまぁるい『マリトッツォ』。
両手で包むと幸せな気持ちに。
お気に入りの飲み物をお供に『マリトッツォ』はいかがでしょうか？