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「自分らしい暮らし方」について考えてみた

2020.06.21

これは老いも若きも関係なく、ちょっと考えてみていただきたい話です。
少なくとも僕は、今回の話を通して改めて自分のことを考えるきっかけになりました。
自分の生活における「当たり前」が「当たり前」としてそこにあることの幸せを、今一度考えてみませんか?

今回は、そんな「自分らしい暮らし」について考えるきっかけを与えてくれた介護施設さんのお話です。

1.自分らしい暮らしって?

「自分らしい暮らし」と急に言われても、それってどんな暮らしだろう、と思ってしまいますよね。
しかしよく考えたら、今の生活そのありのままのことなのではないでしょうか。
お腹が空いたら食べたいものを食べ、自分で着たい服を選び、好きな場所へ行く。トイレに行きたくなったらトイレに行き、眠る前に趣味の読書をして、眠くなったら眠る。
特に意識しない何気ない日常ですが、そのどれもが自己決定の下で営まれた生活であることに気付きます。

そもそも今の当たり前の暮らしが、とても幸せで大切なかけがえのないものだということは、考えるきっかけが無ければなかなか気付かないものです。

そしてそれは漠然と、ずっと続いていくものだと思って暮らしていませんか?

介護が必要になった時、住み慣れた自宅や地域の中で親しい人たちと今までと同じように暮らすということは、途端に当たり前のものではなくなります。

その当たり前を取り戻すために、介護サービスができることは何でしょう?

2.小規模多機能型居宅介護とは?

小規模多機能型居宅介護つどい

平成18年4月に介護保険の地域密着型サービスとして制度化されて以来、目に留まることも増えた「小規模多機能型居宅介護」ですが、その内容についてご存じの方は少ないのではないでしょうか。
今、ご家族にこのサービスを必要とされている方がいらっしゃる場合や、将来の自分の暮らしを考えた場合のためにも、ちょっとここで簡単にまとめてみます。

簡単に言うと、高齢者の「住み慣れた自宅での生活を送り続けたい」「尊厳ある生活を送りたい」という願いを実現するための介護サービスです。

高齢者が自由な自己決定の下で営む日常生活を最後まで続けられるように、あらゆるサポートを行います。

・自分でできることは自分でやる(不要な介入はしない)
・〇〇したいという希望を叶える手助け
・現在の生活の継続

家族や地域社会と、これまでと変わらない関係を続けていける安心感に加え、食事や排泄、入浴などに対する介護の安心感も加わります。

【サービス概要
介護事業所への「通い」を中心として、利用者の希望に応じて「宿泊」することができ、また、顔馴染みになった職員がご自宅への「訪問」をするといったサービスを組み合わせ、限りなく自宅で継続して生活する支援を行います。
また、24時間365日体制でサービスを提供します。

実際に利用したいとなると、次のような流れになります。
※要介護認定が必要です。

1.相談する

・最寄りの小規模多機能型居宅介護事業所
・市町村の担当窓口
・地域包括支援センター
・居宅介護支援事業所のケアマネージャー
・医療機関の相談窓
など

2.事業所に行ってみる

実際の現場を自分の目で見て、スタッフや他の利用者の話を聞いてみましょう。

3.契約

しっかりと納得できたら契約しましょう。

費用について

基本となる利用料として介護保険対象サービスの費用(月額制)
※要介護度によって変わります
各種介護保険対象外サービス(実費分)
※食費、宿泊代、その他日常生活にかかる費用
事業所追加加算

以上、ざっくりとですがまとめてみました。
詳細に関しては、この記事の最後にある店舗情報より問い合わせてみてください。

3.小規模多機能型居宅介護「つどい」の紹介

皆が顔を合わせる1Fホール

皆の笑顔が集まる1Fのホール。自宅の他にも自分の居場所が増えるという感覚です。いつでも受け入れてもらえる場所があるというのは安心できますね。

希望に応じて宿泊をすることも可能です

例えば、ご家族の方が旅行でご不在のときや、ご家族のどなたかがご病気されたなど、様々な理由で外泊を希望される場合があると思います。その場合でも大丈夫。いつでも宿泊できる部屋が5部屋あります。

畑で野菜を育てることもできます

施設の裏には畑があり、利用者様と一緒に野菜の世話をしたり、収穫した野菜を食べることもできます。土いじりは良い気分転換にもなります。

サポートを受けながらの個別入浴も可能です

介護事業所でお風呂に入ることも可能です。
個別入浴なので、プライバシーを守りつつ安全に入浴することができます。
そのまま宿泊もできますし、入浴後は帰宅することもできます。

介護事業所がメインになるのではなく、あくまでも普段の暮らしがメインで、その暮らしを継続していくために、介護事業所を上手に使うというイメージです。
通い、宿泊、訪問を上手に使って、自分らしい暮らし方を維持しましょう。

4.まとめ

社会福祉法人元気の会の外観

介護の現場で話を聞いて、それは決して他人事ではなく、自分の大切な家族にも自分にも、やがて訪れる可能性があることを実感しました。
社会に生きるのは自分1人ではありません。家族はもちろん、地域の人やさまざまな機関で助け合い支え合っていきましょう。

小規模多機能型居宅介護つどいは、4月にリニューアルオープンし、現在利用者を募集中です。
利用できる方は、下松市在住で要介護認定を受けておられる方となります。
詳細については下記よりお問い合わせください。

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この記事を書いた人

かわちゃん

かわちゃん

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占いで「食べ物の神様」が味方だと言われました。 好奇心も食欲も旺盛です。下松市在住。