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和服の文化を未来に繋ぐファッションリフォーム店がOPEN

2021.04.03

こんにちは。まっちWEBライターのなっちゃんです。
今回は令和3年3月にOPENした『ファッションリフォーム』(お洋服のお直し)専門店をご紹介します!!

普段の生活の中で、ふとした瞬間にボタンがほつれてしまったり、ズボンのポケットが破れてしまったりすることってありますよね。
それを自分で直そうと思っても、見栄えよく直せなかったり糸が見えてしまうことが多いです・・・。

今回は、そんな時に気軽に相談できるお店『ファッションリフォーム h’bis(アッシュビス)』さんをご紹介します。

1.どんなお店?

様々な色の糸が綺麗に並んだ店内

こちらのお店は下松駅から歩いて5分と便利な立地で、主なサービスは、普段着のお直しや衣類のリフォームなどです。

普段着のお直しについては、例としてウエストのお直しやズボンのすそあげなどです。
暮らしに寄り添いたいという想いから、価格はリーズナブルな設定となっています。(内容によりますが500円程度から)

衣類のリフォームの場合は、材料となる素材を持参して好きなアイテムにリメイクできます。
例えば着物の帯がバッグになったり、着物の生地を使ったチュニックや前開きの羽織になります。
こちらも、リーズナブルな価格設定となっているので、是非、問い合わせてみてください。

着物の帯から作成したバッグ
着物が普段着に(チュニック)

今は着る機会が少なくなった着物も、写真のような普段着にすることで、着物だけでなく思い出も蘇らせることができます。
お母さんやおばあちゃんが着ていた着物や帯をリフォームすることで、思い出の品を傍に置いておくことができるのは素敵ですね。

店内の作業スペース

店内は入口のカウンター裏に、本格的な機材が並ぶ作業スペースがあり、こちらで日々、職人の方が作業をされています。

店主の重藤さん

店主である重藤(しげとう)さんにお話しをお伺いする中で、以前はブティックで働かれていたと教えていただきました。
どのようなきっかけでブティックから転身し今のお店を始めたのか、その理由について聞いてみました。

2.『ファッションリフォーム h’bis』さんが誕生するまで

なっちゃん
なっちゃん

なぜブティックからリフォーム専門店を始めることにしたんですか??

重藤さん
重藤さん

平成7年まで20年間徳山駅のブティックで働いていました。当時(平成15年頃)お洋服のリフォームが全盛期だったこともあり、私も下松市、光市周辺でリフォーム事業を始めました。

なっちゃん
なっちゃん

そうだったんですね。お洋服のお直しって必要ですし、自分じゃ難しい部分がありますよね。
どうして、元々働かれていた徳山あたりではなく下松市でお店を始めることにしたんですか??

重藤さん
重藤さん

下松市が住みやすいこと、これからどんどん発展していく地域だと思ったからです。
人口が増加し発展していく下松市の中で、気軽に利用してもらえるような存在になりたいと思っています。
普段着のお直しだけでなく、和服をリフォームすることで「和服の文化を引き継ぎたい」と思っています。

ブティックで働かれていた経験を活かし、リフォーム事業に転身した重藤さん。
お話を聞いていると、「地域の身近な存在となり、和服の文化を残し続けたい」という想いが伝わってきました。

3.綺麗な糸とレトロな道具のある素敵な空間

お直しの技術はもちろん素晴らしいですが、店内のレトロな雰囲気が漂う設備にも目を見張るものがあります。
まず目に入ってきたのは壁一面に並べられた数百種類の糸でした。
一見同じような色に見える糸も、微妙に色味が違ったりしていて1色ずつ表情が違います。
「ここにある沢山の糸を使って、お客様の持ち物を新たな形にすることがやりがいの1つ」と笑顔で重藤さんが語ってくださったのが印象的でした。

机の上に並ぶロックミシン

作業台には本格的なロックミシンやレトロな工業用ミシンがあり、私が物珍しそうに見ていると「昔は嫁入り道具としてミシンを持っていたんですよ」と重藤さんが教えてくださりました。

レトロな工業用ミシン

今はミシンをお持ちの家庭も少なくなってきたらしいので、家庭では手縫いが一般的だと思います。
手縫いだと表面に縫い目が出てしまい見栄えが悪くなってしまいますが、写真のようなミシンを使うと縫い目が目立たず綺麗に補修することができます。

本格的でありながらレトロな空気が漂う作業空間は、見ているだけでワクワクしました。
私がミシンや道具についてお聞きした時に丁寧に答えてくださるその姿勢から、今まで服飾に携わってきた重藤さんの想いが感じられました。

4.まとめ

『ファッションリフォーム h’bis』さんの外観

『ファッションリフォーム h’bis』さんは、アクセスがよく身近なお店として利用できます。
リフォームすることで1つのアイテムを長く使うことができるので、少しダメになったから買い替えるのではなく、今手元にある物を使い続ける大切さに気付かせてくれます。
着る機会が少なくなりクローゼットの奥に眠っている和服も、リフォームでアレンジを加えることによって蘇り、再度利用できます。

「まずは気軽に来てもらいたい」と重藤さんが話して下さったように、私も困った時は気軽に利用してみようと思いました。
皆さんもお洋服で困った時は、『ファッションリフォーム h’bis』さんに相談してみてください!!

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この記事を書いた人

なっちゃん

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三度の飯よりビールが好き。食べることも大好きです。今日も食べログの星を数え、おいしいお店を探しています♪下松市在住。