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耳が足りなくなる!?ハンドメイドアクセサリーの『みまき屋』さん

2021.06.02

「ピアスは、何個あっても足りない」
「今日着る服には、このイヤリングを合わせよう」
どんどん集めたくなりますよね。
ですが、欲しいアクセサリーが増えるとお金もかかるので「買うべきか我慢するべきかそれが問題だ」・・・と悩む方も多いはず。

そんな方におすすめしたいのが、ハンドメイドアクセサリーのお店『みまき屋』さん。
販売されている作品はどれもナチュラルな雰囲気のもの。
しかも1つ500円からで、手が届きやすい価格なのが嬉しいですよね。

こちらのアクセサリーは、ガーデランドすえたけ内『雑貨らんど☆すえたけ』さん、健康パーク敷地内『キッズパークcotton』さん、『マリーナ&レストランシーホース』さん、『ほっこりcafe & ストレッチ』『料理教室小桜』さんなどで販売されています。
今回は『みまき屋』のオーナー、三牧(みまき)さんにお話をお聞きしました。

1.自分の「好き」が形になった作品

「このピアス、もうちょっとここがこうだったら・・・」
「これは可愛い!あ、でもちょっと高いかも・・・」

アクセサリーを買う時に、こんな風に悩まれることが多かった三牧さん。
お洒落をすることが大好きですが、4人のお子さんのママでもあるので自由に使えるお金ばかりではありません。
値段もデザインも可愛い「これだ!!」という理想のものになかなか出会えませんでした。

雑貨屋巡りや、珍しいデザインのアクセサリーが好きで、
「高くてもいいものを1つだけ持つ」
というよりは、
「手に届きやすい価格で、気に入った物をたくさん持ちたい」
と思っていたそうです。

「気に入ったものが見つからないなら、自分で好きなものを作ってみよう!」
さっそく材料を買いに100円ショップへ。
いざ作ってみると「お、いいじゃん!」となり、ちょっとしたお出かけの時に身につけられていました。

ご自身で作られたピアスをつけていると、お友達から
「いいね、どこで売っているの?」
「私も欲しい!」
と言ってもらえることが増え、お友達の分も作り始めることに。

作ったアクセサリーは大好評でした。
「自分のために作り始めたピアスが他の人を笑顔にする」そう思うと、「もっと作りたい」「もっと色々な人に見てもらいたい」という気持ちになり、本格的にハンドメイドをスタートされました。

同じ頃、ご自身用にアクセサリーを作られているお友達が3人集まり、イベントに出店してみることに。
2017年に初めて出店したのが、ハンドメイド作品が販売されるマルシェ『mizutama』さん。

「ママ世代は、どうしても自分のことを後回しにしてしまいます。そんなママさんにも、自分のために気軽にお洒落を楽しんでもらいたい。1500円のピアスを買うのは気が引ける、そんなママさんに600円~700円のピアスやイヤリングを届けたい。」

そう話す三牧さん。
その想いは作品を手に取るお客様にも伝わり、イベントでお客様の心をぐっと掴みました。

2.いくつも欲しくなるアクセサリー

きらっと個性が光るのがハンドメイドアクセサリー。
その中でも『みまき屋』さんのアクセサリーは、形が違うパーツの組み合わせが可愛くてぱっと目を惹きます。

「どのようにしてデザインしているのですか?」
とお聞きすると、とてもシンプルな答えが返ってきました。

それは、
「自分がいいと思ったものを作る」ということ。
実際にパーツを見て、「ビビッ」ときたものを組み合わせて作られるそうです。
雑誌を見て参考にすることはあっても、自分の「好き」を大事にされている三牧さん。

一般的に人気があるものよりも、ご自身が作りたいものを作品にされています。
「これこれ!欲しかった」と満足のいくアクセサリーを完成させることも、ハンドメイドだからこそ楽しめる瞬間です。


自分の好きなものを販売していると、よく買ってくださるお客様から「耳が足りない!!」と言われたそうです。

欲しいものが多すぎて、2つしか耳はないのにピアスばかり増えてしまったりお昼と夕方にお色直しをするかのように、違うイヤリングやピアスを楽しんだり・・・。

三牧さんが作る作品は、手に取るお客様の毎日を彩ります。
「お客様の喜んでくれる顔を見ると、また作りたいという気持ちになる」とイキイキした表情で話してくださりました。

服や髪型を変えるたびに楽しめるピアスやイヤリング。
ぜひ皆さんも『みまき屋』さんでお気に入りを見つけてくださいね。

3.やっぱりマルシェがしたい

2020年1月30日『しゅうなんシビックマルシェ』の様子

イベントに出店し、販売をしていた『みまき屋』さん。
いざイベントに出店し始めると、ご自身が出たい時にイベントがないということがありました。
「それならば・・・自分たちでイベントをやってみよう」

原点の『マリアマルシェ』

そう思いついた三牧さんは、開催場所を探し始めました。
『徳山聖マリア教会』の方がご協力してくださり、初めてのイベントである『マリアマルシェ』が開催されました。
他のイベントで仲良くなった作家さんが加わり、6ブースほどの小規模なスタートでした。
この時期からイベントに出店しながらも、イベントを主宰される側になっていったそうです。

1つやりたいことが見つかると次の階段が見えてくるように「もっと大きな会場でイベントを主催したい」と思うように。
ちょうど同じ頃、周南市役所の隣にシビックプラットフォームが設立されると決まりました。
施設には駐車場もあり冷暖房も完備、15店程のブースが出せる充分な広さから、実現したい規模の大きなマルシェにもってこいの会場でした。
「新設される会場で、1番にイベントをやりたい」
と強く思われたそうです。

2020年1月30日『しゅうなんシビックマルシェ』の様子

「イベントに出たい人も増えているけれど、ないなら自分でやればいい」
その想いで『mizutama』さんに出店したメンバーと一緒に、イベントを1から企画し始めました。
作家さんを応援するだけでなく、周南市も盛り上げたいという気持ちから「人が集うワクワクするマルシェ」を思い描かれていました。

「大勢の人が集まるには、食べ物がないと始まらない」
そう考え『ほっこりCAFE』さん、『ジェラテリアクラキチ』さん、『こむぎさんちのパン』さんといった飲食店の方々にもご協力いただきました。

2020年1月30日『しゅうなんシビックマルシェ』の様子

そしてついに第1回『しゅうなんシビックマルシェ』(略してししまる)が2019年6月11日㈫に開催され、200人もの方が来場しマルシェを楽しみました。
今まで小規模なイベントだったので、今回初めて外部からのお客様が沢山来られて喜んでもらえたそうです。

『ヒュッテ海商通り店』さんにて

「やっぱりイベントだから感じられるものがあります。お客様の喜んでいる顔を直接見るとハンドメイドをやっていてよかったと思える」と話す三牧さん。

またハンドメイドアクセサリーは、手に取って見てもらった時によさが伝わるとも。
細部まで時間をかけているからこそ、質感を確かめ実物を見て買ってもらえると、より作品を楽しめます。
マルシェだから感じられるお買い物のワクワク感を、ぜひ皆さんにも体験してもらいたいです。

現在は新型コロナウイルス感染拡大防止のためイベントの開催が難しいですが、再開する日が今から楽しみですね。
また光市室積で毎週火曜に開催される『室積市場ん・火曜マルシェ』さんに6/8㈫に出店されます。

三牧さんは他にもやってみたいことが沢山あるそうです。
「やりたいと思ったら行動し、実現していく」その姿から元気をもらえる方も多いのではないでしょうか?
これからも三牧さんが夢を叶えていくと思うと、私も「やってみたい」という気持ちを形にしていこうと思いました。

4.まとめ

自分のために作り始めたアクセサリー。いつしか他の方にも求められ、それを身に付ける方を笑顔にしてきた『みまき屋』さん。
ハンドメイドを始めたのは子育てが落ち着いた頃でした。
それまでは家庭で過ごす時間が多かったので、ハンドメイドを始めて「誰かの役に立てること」がとても嬉しかったと話されていました。
アクセサリー製作だけでなく、街づくりにも意欲的な三牧さん。これからの活動も目が離せません。
ぜひ皆さんも『みまき屋』さんで、ピアスやイヤリングをコレクションしてみませんか?

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この記事を書いた人

なっちゃん

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三度の飯よりビールが好き。食べることも大好きです。今日も食べログの星を数え、おいしいお店を探しています♪下松市在住。