納得のいく素材だけを使う『SUGAR SUGAR cafe』さん

2021.06.24

夏の足音が聞こえてきそうな午後。
2号線沿いを徳山駅方面に車で走っていくと、青い壁が目を惹くお店が見えました。

今回ご紹介するのはこちらのお店、『SUGAR SUGAR cafe』さん。
焼き菓子をメインに生菓子やドリンクも販売されています。
テイクアウト、イートインに対応されているので気軽に立ち寄れるのが嬉しいポイント。

「販売しているお菓子の材料、その1つ1つにこだわっています」と語る店主の橋本さん。
その一言だけでスイーツへの強い気持ちが伝わるけれど、爽やかな口調に私もつられてさっぱりした気持ちに。
今回はそんな橋本さんにお話を伺いました。

1.素材にこだわったお菓子

もともとクッキーが好きだった橋本さん。
お菓子とコーヒーがおいしいケーキ屋さんとカフェの間のようなお店を開きたいと思っていたそうです。
そして15年以上前に知り合ったパティシエの末岡さんと共に念願のお店を2019年にオープン。

たまご、小麦粉、生クリーム・・・と使う素材すべてをとことん追求した『SUGAR SUGAR cafe』さんのスイーツ。
材料1つ1つのこだわりを教えて下さりました。

たとえば小麦粉。
福岡県産の小麦のみを使用されています。
きめ細やかで小麦本来の風味が感じられるのが魅力で、「この小麦を絶対に使いたい」と思われたそうです。

「やはりいい小麦を使うと食べた時の違いって明らかなのでしょうか？」と私は素朴な疑問を抱いてしまい、尋ねてみました。

「材料にこだわって作っても、気づかれないお客様もいらっしゃるかもしれません。でも些細な部分までこだわりたい。本当に食べてほしいと私たちが思ったものをお客様に届けたいと思っています。」
そう話される真剣な表情から「橋本さんと末岡さんが妥協せず作り続けられたものだけが販売されているんだなぁ」と感じました。

「あ、でも！生クリームは全然違いますよ。なめらかなくちどけのよさがあります。風味は豊かですがしつこさのないすっきりした甘さがあります。」と続ける橋本さん。

話していて思い出したのですが、私が家でケーキを焼いた時に生クリームを使うとぽそぽそしてしまい失敗に終わることもありました・・・。
いい生クリームを使うとコクのあるやわらかなホイップクリームになるそうで、『SUGAR SUGAR cafe』さんでは九州産のものを使用されています。
少量生産されているもので、手に入れるのも難しかったとのこと。

全ての材料を妥協せず厳選されている『SUGAR SUGAR cafe』さん。
さっそく私もスイーツをいただくことにしました。

2.必ず食べてほしい『SUGAR SUGARクッキー』

『SUGAR SUGAR cafe』さんを代表するお菓子はやはりクッキー。
中でも『SUGAR SUGARクッキー』は1口食べると、ほどよい甘さと柔らかさがくせになり手が止まりません。

この味わいの秘密は・・・なんとある有名なバターを使っているそうなんです。

『カルピス発酵バター』ってご存知でしょうか？

『カルピス発酵バター』は、発売当初から数多くの一流シェフより絶賛を受けたバターです。
乳酸菌飲料の『カルピス』を作る過程で得られる乳脂肪分を利用して作られたのが始まりで、生産量の少なさから『幻のバター』と呼ばれることも。

『SUGAR SUGARクッキー』ではこちらのバターを使用しているため、他のバターでは再現できないコクと後味が際立ちます。
食感の際立つシンプルな味わいが魅力の『SUGAR SUGARクッキー』。
とってもおいしかったので、まっちwebライターのフロッグさんにもおすそわけ。
「外は「ほろっサクッ」としていて、中はしっとりソフトな食感がとてもおいしい」とにっこり。
藻塩もアクセントになっていてあっさりと食べやすい味わいです。

『SUGAR SUGAR cafe』さんのスイーツは基本的にマーガリンやショートニングを使用せず無添加のスイーツです。
「同じ味ならば無添加のものを食べてほしい。おいしくて体にも優しいスイーツというのは、私達がとくに大事にしていることです」と話される橋本さん。
スイーツの素材にとことんこだわる理由は、お客様の体にもやさしいスイーツを届け続けたいからでした。
スペシャルティコーヒーや、オーガニックティーもあるので、スイーツとご一緒にいかがでしょうか？