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暮らしを整える整理収納

2021.05.10

こんにちは。まっちWEBライターのなっちゃんです!
今回は整理収納アドバイザーの資格を活かし、お片付けの現場で活躍されている『もりかわ ゆき』さんを取材しました。

最近は新型コロナウイルスの影響により、お家で時間を過ごす方も多いと思います。
新年度も落ち着いてきた今日この頃、お部屋の整理収納をし、過ごしやすく素敵な空間を作りあげませんか?

これから気持ち新たに過ごしたいと考えている方、今の状況から抜け出したいと思っている方必見。

今回は『お部屋の整理収納がきっかけで、人生が変わる』

そんな、嘘みたいな本当の話をしたいと思います。

1.お片付けのプロ『整理収納アドバイザー』

整理収納と言えば、「物をきちんと片付ける」というイメージの方が多いかと思います。
物を片付けることは簡単ですが、片付いたままの状態をキープすることは難しいですよね。

たとえばこういった経験をされた方も多いのではないでしょうか?
好きな雑貨類を1つの箱に片付けるとします。
一見整理されているように見えますが、箱の中は物で溢れかえってゴチャゴチャしている・・・。
物をどこに片付けたかわからなくなり、必要なときに探しても見つからない・・・・。


これでは、本当に整理収納がされているとは言えない状態です。

こういった問題を解決に導いてくれるのが、片付けのプロ『整理収納アドバイザー』さん。
資格をお持ちのもりかわさんだからできる、本当の片付けについて教えてもらいました。

もりかわさん
もりかわさん

整理収納アドバイザーは、汚れているところを掃除したり綺麗にしたりするわけではありません。
私がやるのは整理されていない部屋を、お客様と一緒に片付けていくことです。
まずは片付けている部分に収納されているものを、すべて出します。
例えば洗面所の下の収納スペース。
代えのシャンプー、洗剤、ドライヤーなど、仕舞ってある物を全て出します。

なっちゃん
なっちゃん

決められた収納スペースに収まっているので、わざわざ全部出さなくてもいいと思うのですが・・・。

もりかわさん
もりかわさん

物を全部出して、自分が持っている物がいかに多いかを自覚しなければいけません。
物が多いことを認め、そこから減らしていく必要があります。
持ち物を把握していなければ、いくら綺麗に片付いたとしてもまたリバウンド(元の状態)してしまいます。

なっちゃん
なっちゃん

たしかにそうですね。
私のクローゼットの服がどんどん増えてしまう理由がわかりました・・・気を付けねば。
他にはどのような点を意識しながらお片付けされるのですか?

もりかわさん
もりかわさん

生活習慣に合わせた整理収納を意識しています。
朝から晩までのライフスタイル、利き手やアレルギーの有無など生活に関わることは全てお客様からお聞きします。
そうすることで、よりお客様の生活に寄り添った収納ができます。
たとえば右利きの場合は収納の位置を右側にします。
もしご家族の中に左利きの方がいらっしゃれば、その方の持ち物は左側に収納します。
こういった少しの工夫が使いやすさに繋がり、自然と部屋が片付いていきます。

なっちゃん
なっちゃん

凄いですね!
そのようなことは意識せずに収納していたからか、物が取りづらいことが多かったです。

もりかわさん
もりかわさん

そうなんですよ。
気づかないうちに、使いづらい収納をしてしまっていることがあります。
そういった収納をやめ、散らかる原因をお客様と一緒に考え根本から解決していく、伴走者のような役割が整理収納アドバイザーです。
家が整うと無駄がなくなり、その影響は人間関係や仕事にまで及びます。
このように整理収納と暮らしは繋がっていますので、私生活に行き詰まりを感じる場合は、お家の環境を見直すことが非常に重要です。

そう語るもりかわさんのお部屋は、モデルルームのように綺麗でした。
清潔感のあるお部屋からは、丁寧な暮らしぶりが伝わってきます。
そんなもりかわさんに整理収納アドバイザーの資格を取ろうと思ったきっかけについて聞いてみました。

2.実は苦手だった整理収納

今は整理収納アドバイザーとして活躍されているもりかわさんですが、以前は整理収納が苦手で苦労されたそうです。

もりかわさん
もりかわさん

きちんと元の場所に戻したり、掃除をしたりするのは得意でした。
ただ雑貨が好きで、素敵だなと思うとすぐに買ってしまい、家に持って帰っていました。
そうして物が溢れると、適当にかごを用意して何も意識せず収納していました。
今思うと、良くない収納でした。

なっちゃん
なっちゃん

まさに私がその収納をしています・・・。

もりかわさん
もりかわさん

私もずっとそういった収納をしていました。
その結果、片付けているのに不便だったり、探し物が見つからなかったりすることが多かったです。
整理下手な証拠に、普段よく使う物なのに高い所に収納してしまい、取り出すときにバランスを崩し怪我をしたこともありました。
その時はちょうど私生活でも少し大変な時期で、家も上手に整理できないし・・・少し行き詰まっているのを感じていました。

なっちゃん
なっちゃん

今の様子からは想像できないですが、そのようなことも経験されていたのですね。

もりかわさん
もりかわさん

そうなんです。
そんな時に入ったカフェで雑誌を手に取ると、ふと整理収納アドバイザーの特集に目が留まりました。
その時は少し気になる程度だったのですが、CMでもう一度見かけてやっぱり資格をとりたいと思い、その足で本屋さんに行きました。
それから整理収納について勉強していくと、自分がいかに間違った片付けをしていたかに気づきました。

なっちゃん
なっちゃん

片付けにもルールがあるのですね。
実際にどのような変化がありましたか?

もりかわさん
もりかわさん

たとえば、よく使う物はとりやすい腰高から目線の高さに収納します。
先ほどお伝えした利き腕を意識した収納なども使いやすさに繋がります。
このように片付けにもルールがあり、正しいやり方で収納していくと、リバウンドしにくい仕組みが出来上がります。

その中でも特にもりかわさんが意識していることは、収納にスペースを持たせることだそうです。
次にスペースを活かした整理収納について教えてもらうことにしました。

3.スペースは心の余裕

もりかわさんが最も意識されているスペース。
教えてもらってから改めてお部屋を見せてもらうと、確かにスペースが確保されています。
ご自宅の食器棚は、ある程度の余裕を持たせて収納されています。
他にも雑貨や、飾ってあるお花やグリーン、カーテンの装飾もさり気なくて素敵です。

白を基調としたシンプルなお部屋。
掃き出し窓から差し込む光が印象的で、とても素敵なお部屋でした。
お部屋のインテリアにも、整理収納アドバイザーでの経験が活かされています。

整理収納で1番大切なことは、物の仕舞い方ではなく「必要な物とそうでない物を分ける」ことです。
つまり、物を仕分けるだけでも部屋にスペースが生まれることもあるのだそうです。
物を入れるスペースがあると入るだけ入れたくなってしまいますが、余裕を持たせることが大事です。
「スペースは心の余裕」と語るもりかわさん。

整理収納にも繋がりますが、家には「本当に気に入ったものだけ」を置くようにされています。
1つ1つにこだわりを持つこと、これがとても大切だそうです。

「安い物を買って気に入らなくなれば、捨てて新しい次を探す」
ではなくて、
「高くても気に入ったものを長く使う」
その方が長い目で見た時に安く済み、気に入った物だから大事に使うようになります。
気に入った物だけを暮らしの中に取り入れるこだわりを持つ。

すぐに取り入れることができる習慣ですよね。
私も自分の家に帰宅したら、お気に入りの物とそうでない物の仕分けから始めたいと思いました。

部屋の中は2割の必要な物と、8割の不要な物で出来ているそうです。
8割の不要な物を手放し、「本当に必要な2割の物だけを持つ」
そうすることで部屋も暮らしも自然と整っていきそうですね。

4.まとめ

整理収納アドバイザーの資格を活かし、今でこそお片付けの現場で活躍されているもりかわさんですが、元片付けられない主婦だからこそ、片付けられない方の気持ちが分かるのだそうです。

片付けられないお客様の立場に寄り添って、より良い整理収納が提案できることが強みだと話されていました。

それぞれのライフスタイルに合わせた整理収納を提案されるもりかわさん。
ぜひ皆さんも一緒に暮らしを整えてみませんか?

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この記事を書いた人

なっちゃん

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三度の飯よりビールが好き。食べることも大好きです。今日も食べログの星を数え、おいしいお店を探しています♪下松市在住。