「お花が好き」から「お花を好きな自分」へ
2021.04.16
こんにちは。まっちWEBライターのなっちゃんです!!
今回は岩国市にあるお花屋さん『フラワー&グリーンkutti』さんへ取材にやってきました。
古民家が醸し出すアンティークな雰囲気と、お花や植物がよく馴染んでいます。
お花は特別な日にもらったり、贈ったりするイメージが強いという方が多いかもしれません。
私自身、お花屋さんに入る時少し緊張しますし、日常的にお花屋さんを利用するというよりは、特別な日のプレゼントのために買いに行くことが多いです。
しかし「暮らしの中にお花が溶け込むようなお店にしたい」と話す店主の秋山さん。
今回はお花や植物との接し方、『フラワー&グリーンkutti』さんについてご紹介致します。
1.お花が咲くような笑顔を届けたい
「こんにちは」とお客様を出迎える秋山さんのふんわりとした笑顔。
最初は遠慮がちに入店されたお客様も、その笑顔につられ自然と楽しそうな表情に。
「どのような花束にされますか?」
「好きなお花の種類や色味は何でしょうか?」
とお客様に丁寧に質問する秋山さん。
お客様はお花を買うだけでなく会話も楽しんでいらっしゃるようで、取材に来た私はさっそく素敵な場面に出会えました。
私はまず、秋山さんにお花屋さんを始めたきっかけを聞いてみました。
「お花屋さんでパートとして働いていたことがきっかけで、いつか自分のお店を持ちたいと思いました。
お花を買って帰られるお客様の笑顔を見て、お花屋さんは素敵な仕事だなと実感しました」
それからパートとして働いていたお花屋さんで、10年以上仕入れの仕方や接客を学び、8年前に今のお店をオープンされました。
ずっと自分のお店を持ちたいとは考えていたそうですが、決め手となったのは現店舗の古民家が空きになったからだそうです。
続いて「この場所で自分のお店を持ちたい」と思った理由についても聞いてみました。
2.暮らしに溶け込めるような場所に
「お店を開くならこの場所がいい」と考えていた秋山さん。
現店舗が空きになった時に、勇気を出して「貸してもらえませんか?」と大家さんに声をかけたところ、トントン拍子で話が進んでいったそうです。
一般的なお花屋さんは洋風な造りが多い中、対照的に古民家を利用した『フラワー&グリーンkutti』さん。
秋山さんは古民家の雰囲気がとても気に入り、「お客様にお花や植物を普段からもっと身近に感じてもらいたい」と願い、親しみやすさのある「普通の古民家」でお花屋さんを始められました。
秋山さんにとってお花は、家具やインテリアの延長にあるものだそうです。
1日の暮らしの中で長く時間を過ごすのは、やはり家の中。
家の中を自分らしく過ごせる空間にするには、インテリアと同じようにお花や植物の存在も大きいはずです。
「普段の暮らしの中に溶け込めるように」という想いが表れた店内には、古民家の雰囲気によく馴染む、花瓶や陶器、鉢、花台も置いてあります。
鉢や雑貨が店内にあるとお花を自分の家に置いた時の雰囲気がよくわかります。
『フラワー&グリーンkutti』さんでは、インテリアとの馴染み具合を考え、お花とお花を飾る器類を選ぶことができます。
古民家を利用した店内だからこそ、よりイメージがつきやすいのではないでしょうか?
「洋服をコーディネートするように、家のインテリアに合わせお花とお花を飾る器をコーディネートする」
お花や植物のある暮らしをコーディネートする体験が味わえるのが『フラワー&グリーンkutti』さんの魅力の1つです。
お花と暮らしをコーディネートする楽しさを実感したので、次に日常的にお花や植物を取り入れる工夫についても教えてもらいました。
3.まずは花瓶と花鋏から
お花のある生活に憧れ「お花を家に飾ろう!」と思い立っても、
「実際、何の種類の花を買えばいいのか・・・」
「買ってみたはいいものの、器も花瓶もない」
となることも多いのではないでしょうか?
そんな時はまず、花瓶と花鋏(はなばさみ)を用意することがポイントです。
お気に入りの花瓶を用意すると、買ってきたお花がより魅力的になります。
家の雰囲気も意識しながら花瓶や鉢を選ぶと、インテリアに馴染むお花と花瓶のトータルコーディネートがすぐに完成します。
そして意外に忘れがちな花鋏。
気分があがるような花鋏を持っているとお手入れの時間も楽しむことができます。
お花は少しずつ茎を切ると、長持ちしやすいので花鋏も重要です。
このように教えてくださった秋山さんのお気に入りの花瓶と花鋏も見せてもらいました。
赤の花瓶に描かれた花模様がとっても可愛いです!!!
こうやって先に花瓶を用意しておくと、花瓶に合わせてお花を選ぶことができます。
秋山さんと私は「赤のガーベラが合うよね!」と盛り上がり、コーディネートできたことが嬉しくなりました。
花鋏も丸みのある持ち手部分が可愛いくて、お花のお手入れを丁寧にしたくなります。
こんな風に道具や花瓶がお気に入りだと、飾るお花もより大事にしたくなりますよね。
「お花っていずれ枯れてしまうので、その儚さに遠慮されてしまうこともありますが、一気に枯れるわけではないです。お花はゆっくり枯れていくので、その過程までも楽しめると、よりお花が好きになれると思います」
そう語る秋山さんの表情は柔らかく、『フラワー&グリーンkutti』さんにあるお花は、お客様に持って帰られた先でもすごく大事にされているだろうなと思わず想像してしまいました。
4.まとめ
お花と植物だけでなく、器や花瓶などの雑貨も扱う『フラワー&グリーンkutti』さん。
お花を見に来て雑貨も買ってしまったり、雑貨を目当てに来たりするお客様もいらっしゃるようです。
古民家ならではの雰囲気で、雑貨やインテリアとのコーディネートも楽しめるので、今まで以上にお花や植物が好きになると思います。
「お花が好きから、お花を好きな自分も好きになってもらいたい」と話す秋山さん。
毎日の暮らしに好きなお花が溶け込むと、「日常で心が動く時に、お花が傍にいてくれる暮らし」が実現できるのではないでしょうか?
『フラワー&グリーンkutti』さんでお花や雑貨を買うと、そんな素敵な毎日が皆さんの元にやってくると思います。
今回、お店の紹介動画をご依頼いただき、撮影&編集をさせていただきましたので是非ご覧ください。
映像で、より雰囲気が伝わると嬉しいです。